ちいさな工事・その3
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山根木材メンテナンスサービスの中村智恵です。
先日はちいさな工事をおこないました。
新築後13年経ったお宅で、玄関前に隣家との目隠し用に木製のフェンスを設置していたのですが、フェンス自体だけでなく、柱も木製だったため、13年の間に腐ってしまい、足元をシロアリに食べられてしまったのです…。
新しく樹脂製の板塀風のフェンスに取り替えるとか、いっそのこと全部撤去してしまおうかとか、いろいろと検討した結果、木製の横板はそのまま残して、柱だけをアルミ製のものに取り替える、ということになりました。
これは真横から見た写真。柱をアルミ製にしているため、木製の横板とは少し色が違います。
この角度からの方が、よくわかるかもしれません。
施工前と施工後の写真を比べても違いがわかりにくいのですが、今までぐらつきのあった板塀が、柱をアルミ製にしたことでしっかりと固定され、足元の腐りの心配をしなくても済むようになりました。
見た目も殆ど違和感ありません。
これで更に10年くらいは安心して過ごしていただけると思います。
このお宅の場合、元々、木製の柱を土の部分に直接置いていた訳ではないのですが、日が当たりにくく、湿気も多い場所でしたので、シロアリの被害にあってしまいました。
今は暖かく、湿気も多い時期で、シロアリの活動期と言われています。
家自体は大丈夫でも、家の周りに木材やダンボール、発泡スチロールなどを放置していると、シロアリの巣やエサになってしまうことがあるようです。
ご存じない方が多いようなので、弊社では点検の際にお客様にお声掛けするようにしています。
皆様、大切な家を長持ちさせるためにも、ご用心くださいね。