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夏はコンセントからの火災に要注意!

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夏に発生しやすいのが、機器や設備、コンセントからの発熱・発火を原因とした火災です。
特に、暑い日が増えた近年は、エアコンなどの冷房設備を使う機会も多くなりました。
夏休み等でお家を空ける事も増えるこの時期に、お部屋の中の危険箇所を見直しましょう!

夏はトラッキング現象に要注意!

トラッキング現象とは、コンセントとプラグの周囲にホコリなどが蓄積し発生する現象です。
これは火事を引き起こす原因となり、以下の流れで発生してしまいます。
①:電源プラグとコンセントの間にできた隙間が生まれ、ホコリが溜まる。

②ホコリが空気中の水分を含み、電気を通しやすい状態となる。

③:ホコリが電気を通し続けることで、放電が起こり発熱する。

④:①~③が繰り返し発生することで、突然電極間がショートし、発火。

これは火をしていない外出中でも発生し得る現象ですので、ご注意ください。
特に「大型家電や棚の裏」「台所や洗面所等の水気が多い場所」で発生しやすい現象となります。
乾いた雑巾等でこまめにホコリを拭き取ることで、発生を防ぐことも可能です。

もし「電源プラグが奥までしっかりと刺さらない」「プラグの差込口付近が破損している」などの状態であれば、このような現象が発生するリスクも高まりますので、コンセントの交換をしましょう。
交換以外にも使いにくい位置のコンセント移動も可能ですので、ぜひご相談ください!

家電製品からの火災原因と対策

トラッキング現象の他にも、間違った方法でのお手入れ耐用年数を超えた使用を行う事で、家電等の設備が火災の原因となり得ます。
皆さまも日頃からのお手入れは説明書を読みながら行い、設備の耐用年数もしっかりと確認しておいてください。

■エアコン
原因・症状:市販の洗浄液を使って、内部(奥の方)まで自分で掃除を行う
年に1回は専門業者によるエアコンクリーニングをして頂く事をおすすめします。
ご自身で洗浄する際は、必ずお手元の取扱説明書に沿った手順と方法で行ってください。
また、フィルタ等の内部部品は、しっかり乾燥させて取り付けましょう。

■扇風機
原因・症状:10年以上使用している/羽根から振動や異音がする/モーター部分が異常に熱くなる
⇒異常を感じた時点で、メーカーや購入店にご連絡ください。
メーカーによっては修理対応もありますが、修理費用と買い替えの費用と比べると、買い替えて新しい物に変えていただく事をおすすめします。

■タコあし配線
原因・症状:1つのコンセントの定格電流(使用できる電流量)を超えての使用
⇒定格電流を超えると過電流が発生し、コンセントや電源タップから発熱・発火します。
特にキッチン周りの設備は消費電力が高いものが多いため、1つのコンセントに対して繋げる家電を見直しをしてみましょう。
家庭のコンセント一ヶ所あたりで使用可能なワット数(電気の消費量)は1500W(ワット)までです。
ちなみに、計算式はW(ワット)=A(アンペア)×V(ボルト)となります。


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