3種類の屋根の特徴やメリット、デメリットを解説!
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皆さんは、自分のお家の屋根に使われている素材を気にしたことはありますか?
現在使われている主要な屋根材は「粘土瓦」「スレート板」「金属板」の3つがあります。
意外と知らない屋根材の種類や特徴、メリット、デメリットを知っておくことで、今後お家のメンテナンスを行う上で必ず役立つ知識となりますので、ぜひ今後の参考にしてみてください!
粘土瓦の特徴とは?
一般的な屋根のイメージとして想像されることが多いのは、この粘土瓦かと思います。
「和風に家には合うけど・・・」と思われる方も多いと思いますが、洋風の家にもマッチするデザインの瓦もあり、色もバリエーションが豊富となっているため、選択肢は多いです。
粘土瓦の一番の特徴は瓦自体の寿命の長さといえます!
瓦が割れたり、剝がれたりしていなければ半世紀以上、持つとも言われています。
ただし、棟瓦を固定する漆喰などは屋根瓦に比べると劣化しやすい部分ですので、瓦以外の部分についてはメンテナンスは必要となります。
また、素材や設置する工法の関係から「断熱・遮音性が高い」といったメリットもあり、家の中も快適な空間となります。
一方で瓦が重く、家の構造材にかかる負担は大きくなります。
そのため、構造がしっかりしていないと地震の際などには建物全体に被害が及ぶ可能性もあります。
最近では施工方法や素材も変化し、瓦も軽くはなっていますが、それでもほかの素材に比べると屋根全体の重量は大きくなってしまいます。
そのため、他の素材から粘土瓦に変える場合は、耐震性能の計算等が追加で必要とる場合があります。
スレート屋根の特徴とは?
スレート屋根は商品名である「カラーベスト」と呼ばれることも多い屋根材です。
スレート屋根材は他の2種類に比べて価格の安さが特徴で材料費はもちろんのこと、加工が行いやすい素材であるため工事の手間代等も安くすみます。
一方で耐久性は他に比べて低く、スレート板自体に耐水性は無いため、表面を塗装する事で防水性を得ています。
塗装膜の劣化による色あせ等は日当たりなどにより変わる部分もありますが、築10年前後で再塗装が必要になるため他の屋根に比べると細かなメンテナンスが必要となります。
また割れやすい素材でもあるため、点検などで屋根に上る際などには注意が必要です。
金属屋根の特徴とは?
金属素材には様々なものがあり、性能も素材によって大きく変わってきますが、近年よく見られるのはガルバリウム鋼板を使用した屋根になります。
ガルバリウム鋼板の特徴は瓦同様に耐久性の高さです!
錆が発生するため適正なメンテナンスが必要ですが、しっかりと行っていれば40年ほどの耐久性が期待できます。
また粘土瓦に比べると非常に軽く、地震の際などに建物に掛かる負荷も少ないです。
一方で、他の素材で発生しない錆が発生する可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。
ガルバリウム鋼板は金属屋根の中では錆びにくく、風雨による浸食を受けにくい金属にはなりますが、それでも可能性はゼロではありません。
特に沿岸部などに住んでいる方は塩害などに注意が必要です。
どの屋根にも言えることですが、家を永く持たせるためには定期的なメンテナンスが必要です!
そして屋根周辺のメンテナンスを行うためには、高所での作業となるため足場の架設が必要となります。
この足場架設に掛かる費用は大きいですが、外壁塗装等とタイミングを合わせることをオススメします。
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